Excel VBA

マクロを作成する

 マクロの入力を始める前に、マクロの構造を知っておきましょう。マクロは、「Sub マクロ名()」で開始し、「End Sub」で終了するという決まりになっています。

マクロの構造


Sub マクロ名()
	(ここに命令文を書く)
End Sub

 マクロ名は、次の点に注意して、わかりやすい名前を付けましょう。

 ここでは、以下のような簡単なマクロを作成します。マクロ名は「朝の挨拶」です。


Sub 朝の挨拶()
	MsgBox "おはよう!"
End Sub

 2行目にある「MsgBox "○○"」は、「『○○』というメッセージを表示せよ」という命令分です。

 マクロの骨格は、「Sub マクロ名」と入力するだけで作成できます。マクロ名以外は、すべて半角で入力してください。また、VBAの用語は自動で大文字/小文字が正しく修正されるので、すべて小文字で入力して構いません。

  1. 半角小文字で「sub」と入力する。
  2. 半角スペースを入れて「朝の挨拶」と入力する。
  3. [Enter]キーを押す。

 すると VBEが自動的に必要なものを補填してくれます。ここでは、下記のことが自動で行われます。

 続いて、上記のマクロに命令文を追加入力してみたいと思います。

 命令文を入力する行の先頭にカーソルが表示されていると思います。その状態で [Tab]キーを押して字下げしてから、命令文を入力します。「おはよう!」以外はすべて半角で入力してください。また「msgbox」の後ろには半角スペースを入れてください。

  1. [Tab]キーを押す。
  2. 「msgbox "おはよう!"」と入力する。
  3. 他の行をクリックする。

 ここでは、入力した「msgbox」が正しい用語の「MsgBox」に変換されます。

 以上で、マクロ [朝の挨拶] が完成です。意外と簡単に作成できたのではないでしょうか?同様に、マクロ [昼の挨拶] も作成してください。マクロ [朝の挨拶] をコピーして、マクロ名と挨拶文を修正すれば、マクロ [昼の挨拶] を手早く作成できますし、練習がてらもう一度入力してみてもいいかもしれません。