Git

The `git show` command is a Git command used to display detailed information about a specific commit, including the commit message and changes made.

git show

　git show コマンドは、Gitリポジトリの特定のコミットについての詳細情報を表示するために使用されます。このコマンドを使用すると、コミットのメタデータ（コミットID、著者、日時、コミットメッセージ）およびそのコミットで行われた変更内容を確認できます。

基本的な使い方

Git Bash

git show <commit>

　ここでの <commit> は表示したいコミットのハッシュです。

出力内容

　git showコマンドを実行すると、次の情報が表示されます。

コミット情報
  • コミットID
  • 著者名
  • 著者のメールアドレス
  • コミット日時
  • コミットメッセージ
差分（diff）情報
  • 変更されたファイルのリスト
  • 各ファイルで追加・削除された行の詳細

オプション

　git showコマンドにはいくつかのオプションがあります。いくつかの主要なオプションを以下に示します。

--name-only
変更されたファイルのリストのみを表示します。

Git Bash

git show --name-only <commit>
--name-status
変更されたファイルのリストと、そのファイルに対する変更の種類（追加、変更、削除）を表示します。

Git Bash

git show --name-status <commit>
--pretty
コミットメッセージの表示フォーマットを指定します。例えば、oneline、short、medium、full、fuller、email などがあります。

Git Bash

git show --pretty=oneline <commit>
--stat
変更されたファイルの統計情報を表示します。各ファイルの追加行数、削除行数、および全体の統計情報が表示されます。

Git Bash

git show --stat <commit>

使用例

　具体的な例を挙げると、以下のようにして使用します。

Git Bash

git show 3f4d5c2

　上記のコマンドは、コミットハッシュ 3f4d5c2 の詳細情報を表示します。

　また、特定のファイルに対する変更を確認したい場合には、以下のようにします。

Git Bash

git show <commit>:<path/to/file>

　例えば、特定のコミットで README.md ファイルに対する変更を確認するには、次のようにします。

Git Bash

git show 3f4d5c2:README.md