Git

The `git stash` command in Git temporarily saves your current work (changes) and returns the working directory to a clean state, allowing you to later restore those changes.

git stash

　Gitの git stashコマンドは、作業中の変更を一時的に保存するためのコマンドです。これにより、現在の作業状態を保存して、他のブランチに移動したり、他の作業を行ったりすることができます。

基本的な使い方

変更の一時保存

Git Bash

git stash

このコマンドを実行すると、作業ツリーとステージングエリアの変更が一時的に保存され、作業ツリーはクリーンな状態（最新のコミット状態）に戻ります。

保存された変更の確認

Git Bash

git stash list

保存されたすべてのスタッシュを一覧表示します。スタッシュにはそれぞれインデックスが付いています。

変更の復元

Git Bash

git stash apply

直近のスタッシュを作業ツリーに適用します。スタッシュはそのまま残ります。

特定のスタッシュを適用する場合は、インデックスを指定します。

Git Bash

git stash apply stash@{0}

変更の復元と削除

Git Bash

git stash pop

直近のスタッシュを適用し、適用したスタッシュを削除します。

特定のスタッシュの削除

Git Bash

git stash drop stash@{0}

指定したスタッシュを削除します。

すべてのスタッシュの削除

Git Bash

git stash clear

すべてのスタッシュを削除します。

より詳細な機能

特定の変更を保存

デフォルトでは、git stashは作業ツリーとステージングエリアの両方の変更を保存しますが、オプションを使って制御できます。

作業ツリーのみを保存する場合

Git Bash

git stash --keep-index

ステージングエリアのみを保存する場合

Git Bash

git stash --patch

メッセージ付きのスタッシュ

スタッシュに説明を付けることができます。

Git Bash

git stash save "作業中の修正"

特定のファイルをスタッシュに含める

特定のファイルだけをスタッシュに含めることもできます。

Git Bash

git stash push -m "特定のファイルのみ保存" <ファイルパス>

使用例

　例えば、ブランチAで作業中にブランチBで作業をする必要がある場合。

作業中の変更を一時保存

Git Bash

git stash

ブランチを切り替え

Git Bash

git checkout ブランチB

ブランチBでの作業を終了したら、元のブランチに戻る

Git Bash

git checkout ブランチA

保存した変更を復元

Git Bash

git stash pop

　git stashコマンドを使うことで、作業の中断やブランチの切り替えが柔軟に行え、効率的にバージョン管理を行うことができます。