なぜ熱が出ると寒気がするの?
まず答え
発熱で寒気がするのは、脳の視床下部が体温の目標となる設定値を一時的に高くするためです。実際の体温が新しい目標より低い間、体は「寒い」と感じます。
体温の設定値が上がると?
感染などに反応して免疫の仕組みが働くと、その情報が視床下部に伝わり、体温の設定値が上がることがあります。体は現在の体温と新しい目標の差を埋めようとします。
そのため、皮膚の近くの血管を縮めて熱を逃がしにくくします。手足が冷たく感じることがあるのは、体の中心に熱を保とうとする変化の一つです。
なぜ震えるの?
筋肉をすばやく縮めたりゆるめたりする「震え」は、熱を作る方法です。体温計の数字が上がり始めていても、設定値に届くまでは寒気や震えを感じることがあります。
熱が下がるときは?
発熱の原因が落ち着くなどして設定値が元に戻ると、今度は体が熱を逃がそうとします。皮膚の血管が広がり、汗の蒸発などで熱を外へ出すため、熱が下がるときに汗をかくことがあります。
発熱と高体温は同じ?
同じではありません。発熱は体温の設定値が上がった状態です。一方、暑い環境や激しい運動などで体に熱がこもる高体温は、設定値が上がったとは限りません。原因や対応が異なるため、強い症状があるときは自己判断で様子を見続けないことが大切です。
受診の目安
寒気だけで原因を決めることはできません。呼吸が苦しい、意識がぼんやりする、首が硬い、けいれんがある、脱水が疑われる場合や、乳児に発熱がある場合は、早めに医療機関へ相談してください。年齢、体温の測り方、ほかの症状も併せて伝えると役立ちます。