なぜ鉄はさびるの?
まず答え
ふだん目にする赤さびは、鉄に水と酸素がふれてできる物質です。鉄の表面で化学変化が少しずつ進み、もとの鉄とは違う成分が作られます。
さびができるまで
- 水の膜ができる:鉄の表面にうすい水がつき、空気中の酸素もその水にとけ込みます。
- 鉄が変化する:鉄の一部は電子(小さな電気の粒)を手放して、鉄イオンという状態になり、水の中に出ます。電子は酸素に受け取られます。
- さびができる:鉄イオンが酸素や水とさらに反応し、赤さびなどになります。赤さびは一種類の物質ではなく、水分を含む酸化鉄(鉄と酸素が結びついた物質)などが混ざったものです。
- 水と酸素が鉄にふれる 酸素がうすい水の膜にとけこみます。
- 鉄の一部が水に出る 鉄は電子を手放し、鉄イオンになります。
- 表面にさびができる 鉄イオンが酸素や水と反応します。
塩分は反応を速める
塩が水にとけると、電気を帯びた粒(イオン)になります。イオンを含む水は電気を通しやすく、鉄がさびる反応を速めます。そのため、海水や道路にまかれた塩水では、さびが速く進むことがあります。塩はさびを速めますが、必要な材料ではありません。
さびは鉄を守らない
鉄のさびは、表面をすき間なく覆う丈夫な膜ではありません。もろくはがれると、その下の鉄が水や酸素にふれ、さびが続きます。
塗装は水や酸素が鉄にふれるのを防ぎます。塗装に傷がつくと、その場所からさびることがあります。亜鉛めっきは鉄を亜鉛で覆い、傷ができたときも、近くの亜鉛が鉄より先に反応して鉄を守る場合があります。