なぜ海は青く見えるの?
まず答え
海が青く見えるのは、水が太陽の光に含まれる赤やオレンジの光を吸収し、青い光が比較的残って目に届くためです。
海面に空が映っていることもありますが、海の色を決める主な理由は、水そのものが光の色によって吸収しやすさを変えることです。
30秒でわかる
太陽の光は白く見えていても、赤、オレンジ、黄色、緑、青などいろいろな色の光が混ざっています。光が水の中へ入ると、水の分子は赤い光を青い光より吸収しやすい性質を持っています。
水の中を進む距離が長くなるほど、赤やオレンジの光は少なくなります。残った青い光が水の中で散らばったり、海面から戻ったりして目に届くため、深くて澄んだ海は青く見えます。
空が青い理由とは同じなの?
どちらも太陽の光に関係しますが、中心となる仕組みは少し違います。
空は、空気の分子が青い光を赤い光より強く散らすため青く見えます。一方、海は、水が赤い光を吸収しやすく、青い光が残りやすいことが大きな理由です。
海の色が緑や茶色に見えることがあるのはなぜ?
海の色は、水の深さや透明さ、海底の砂、海藻、プランクトン、泥などによって変わります。
浅い場所では、青い光だけでなく海底の砂やサンゴから返ってくる光も目に届きます。植物プランクトンが多い場所では緑に、土や細かな粒が多い場所では茶色や灰色に見えることがあります。
水が少ないと青く見えにくいのはなぜ?
コップの水がほとんど無色に見えるのは、光が進む水の距離が短く、赤い光もあまり吸収されないためです。水が深くなるほど光が通る距離が長くなり、色の違いが見えやすくなります。
海でも、光がほとんど届かない深い場所は明るい青ではなく暗く見えます。青い光も、十分に深く進むと少しずつ吸収されます。
よくある勘違い
「海は空の色をそのまま映しているから青い」というだけではありません。穏やかな海面は空を反射しますが、曇りの日や海中を見たときにも、深く澄んだ水は青く見えることがあります。