span要素は、それ自身で何か意味を持つわけではありません。属性を組み合わせることで、他のテキストと区別するために使います。
アラビア語のマークアップ例
<p>フランス語で<span lang="fr">menu</span>と言ったら定食という意味になります。</p>
lang属性を伴うマークアップ例のサンプル
フランス語でmenuと言ったら定食という意味になります。
これは日本語のドキュメントの中に、別の国の言語を入れた場合を想定しています。ここでは、menu という単語は、強調や重要性といった特別な意味を持たせているわけではありません。しかし、フランス語であることを表すためには、何かしらの要素でマークアップしなければいけません。このように、何かしらの意味を持ち、他の文章と区別したいにもかかわらず、適切な要素がない場合に、span要素が適しています。
また、class属性を使って、スタイルシートのフックにすることも可能です。
スタイルシートを適用した場合のマークアップ例
<p>フランス語で<span lang="fr" class="word">menu</span>と言ったら定食という意味になります。</p>
スタイルシートの例
span.word {
color: green;
font-weight: bold;
margin-left: 0.3em;
margin-right: 0.3em;
}
スタイルシートを適用した場合のマークアップ例のサンプル
フランス語でmenuと言ったら定食という意味になります。