JavaScript

データ型

 これまで、"太郎" のようにダブルクォート( " )で文字列を記述してきました。また、コード中に 100 のような数字を記述すると、数値として扱われます。

 このように、プログラムで扱うデータにはいくつかの種類があり、そのデータの種類のことをデータ型、またはと呼びます。利用可能なデータ型はプログラミング言語によって異なりますが、どのようなプログラミング言語でも、値は何らかのデータ型に分類されて処理されます。

データ型の種類

 JavaScriptには、8種類のデータ型があります。

String
文字列
シングルクォート( ' )、ダブルクォート( " )、バッククォート( ` )で囲んだ文字列
Number
数値
-(253 - 1) 〜 253 - 1 の数値(整数または浮動小数点数)
※ 253 - 1 = 9007199254740991
BigInt
巨大な整数
任意の大きさの整数値
Boolean
真偽値
true / false
null
ヌル
null
※値が空(存在しない)ことを表します。
underfined
未定義
underfined
※値が未定義であることを表します。
Symbol
シンボル
一意で不変な値
Object
オブジェクト
キーと値を対で格納する入れ物

 変数に格納される値は、必ず上記のいずれかの型に一致することになります。また、これら8つのデータ型は、大きく次の2つに分類されます。

プリミティブ型
オブジェクト以外のデータ型
非プリミティブ型(複合型)
オブジェクト

 プリミティブ型とオブジェクト(非プリミティブ型)の値では、プログラムの挙動に大きな違いがあるため、このように分類されています。また、windowや Arrayなどもオブジェクトに分類されます。