JavaScript

 The JavaScript fill method provides the functionality to overwrite all elements of an array, or elements within a specified range, with a specific value.

fill [method]

 fillメソッドは、ある配列のすべて、もしくは一部の要素を、特定の値で上書きするために使います。想像してみてください、あなたがクレヨンで描いた絵の中の空白部分を、お気に入りの色で塗りつぶすようなものです。ただし、ここでの絵は配列であり、クレヨンの色はあなたが配列の要素に設定したい値です。

 たとえば、あなたが配列として [1, 2, 3, 4, 5] を持っていて、これをすべて「5」で塗りつぶしたい場合、fillメソッドを使って次のようにします。

JavaScript

let numbers = [1, 2, 3, 4, 5];
numbers.fill(5);
console.log(numbers); // 出力: [5, 5, 5, 5, 5]

 この例では、fill(5) を使って配列のすべての要素を「5」で上書きしました。

 さらに、fillメソッドは塗りつぶしを始める位置(インデックス)と終わりの位置も指定できます。もし、配列の2番目から4番目までを「5」で上書きしたいなら、次のようにします

JavaScript

let numbers = [1, 2, 3, 4, 5];
numbers.fill(5, 1, 4); // 1番目の位置から開始して、4番目の位置の直前(つまり3番目の位置)まで「5」で上書きします。
console.log(numbers); // 出力: [1, 5, 5, 5, 5]

 ここで、「1」は塗りつぶしを開始する位置(配列は 0 からカウントします)、そして「4」は終了する位置(この位置の要素は含まれません)を表しています。

 fillメソッドを使うことで、ある特定の値で配列の一部、または全部を簡単に置き換えることができるので、配列を初期化したり、テストデータを作成したりする際に便利です。イメージとしては、ある特定の色のペンキで壁の一部分や全部を塗り替えるようなものですが、ここでは壁が配列で、ペンキの色があなたが配列に設定したい値になります。