In the JavaScript Date object, the getFullYear() method is recommended over the older getYear() method and returns the Gregorian year as an integer based on the local time represented by the object.
JavaScriptの Dateオブジェクトには、日付や時刻に関するさまざまなメソッドが用意されています。その中でも getFullYear()は、オブジェクトが表す日付の「年(西暦)」を取得するためのメソッドです。
基本的には「日付の年だけを数値で取得したい」というときに使用します。返ってくる年は4桁が一般的ですが、10000年以降や1000年未満の年についても、そのまま数値で返される仕様です。
たとえば、現在の年を取得する場合は次のように書きます。
JavaScript
const now = new Date(); // 現在の日付を取得
const currentYear = now.getFullYear();
console.log(currentYear); // たとえば 2024 と出力される
具体的な日付を指定したい場合は、以下のようにすることができます。
JavaScript
// 2024年12月21日 12:00:00 を表すDateオブジェクト
const specificDate = new Date(2024, 11, 21, 12, 0, 0);
// ※ 月は0〜11で指定するため 11 が12月に対応
console.log(specificDate.getFullYear()); // 2024
JavaScriptには古くから getYear()というメソッドが存在しました。しかし、getYear()には以下の問題があり、現在は推奨されていません。
このような経緯から、正確な年を取得できる getFullYear()が標準的に使われるようになりました。モダンな JavaScriptコードを書く場合は、getFullYear()を使用するのが一般的です。
同じく年を取得するメソッドとして、UTC時刻(世界協定時刻)基準の年を返す getUTCFullYear()が用意されています。
JavaScript
const now = new Date();
console.log(now.getFullYear()); // ローカルタイムの年
console.log(now.getUTCFullYear()); // UTC(協定世界時)基準の年
ローカルタイムでは日付の変わり目が国や地域によって異なるため、国際的な取り扱いをしたい場面や、タイムゾーンを揃えて処理したい場合などは getUTCFullYear()を使うことがあります。