Hypertext Preprocessor
PHPには、あらかじめ値が設定された「定数」があります。「TRUE」や「FALSE」は、条件文にはなくてはならないものです。また、「__LINE__」などは PHPコードが意図どおり動作しないときなどに重宝します。
定数とは、PHPのコード実行中に変更することのない値を格納したものです。例えば、「PHP_VERSION」には使用している PHPのバージョンが格納されています。また、真偽値をあらわす「TRUE」、「FALSE」などもあります。なお、定数名には慣習的に大文字が利用されます。
定数にどのような値が格納されているかを print文を利用して確認してみます。PHPのバージョンを表示するには、「PHP_VERSION」を記述します。「"」で囲む必要はありません。
PHP source
<?php
print "PHPのバージョンは ";
print PHP_VERSION;
print " です。";
?>
Sample
PHPのバージョンは 7.4.33 です。iPadの DraftCodeを使って動作確認をしてみた場合は、「7.3.16」と表示されました。
「__FILE__」を利用すると現在処理中のファイル名を表示することができます。「FILE」の前後の「_(アンダーバー)」は2個ずつ記述します。ブラウザで確認すると、ファイル名が表示されます。
PHP source
<?php
print "このファイルの名称は ";
print __FILE__;
print " です。";
?>
Sample
このファイルの名称は /home/wot/yugien.xyz/public_html/web/php/use_constants.php です。ブラウザで確認すると、フルパスとファイル名が表示されます。
稼働中の PHPファイル内に「__LINE__」を記述すると、その位置の行番号を表示することができます。
PHP source
<?php
print "ここは ";
print __LINE__;
print " 行目です。";
?>
Sample
ここは 233 行目です。