なぜ同じ曲が頭の中でくり返し流れるの?
まず答え
曲を聴き終えたあとも、その一部が記憶からよみがえり、意図しないのに頭の中でくり返されることがあります。研究では、このような体験を「非自発的音楽イメージ」と呼びます。
30秒でわかる
耳に聞こえる音が続いているのではありません。聞き覚えのあるメロディーを、脳が音の記憶から思い出しています。最近聴いた曲や、よく知っている曲、身の回りのきっかけが思い出す助けになることがあります。
イヤーワームとは?
「イヤーワーム」は、頭の中で曲が勝手に流れる体験を指す日常語です。研究では「非自発的音楽イメージ」と呼ばれ、歌詞全部ではなく、サビや短いフレーズだけが浮かぶこともあります。
なぜその曲が浮かぶの?
曲をよく知っていることや、最近聴いたことは思い出しやすさに関わります。曲を聴いた直後にも頭の中で続いていた場合、あとでまた浮かびやすかったという実験や日記調査があります。周囲の音や出来事が、曲を思い出す手がかりになることもあります。
曲の人気度や旋律の特徴と、イヤーワームの起こりやすさとの関連も研究されています。ただし、人によって知っている曲も記憶の結びつきも違うため、「この曲なら必ず頭に残る」という決まった法則はありません。
なぜくり返して感じるの?
頭の中に曲の一部が浮かぶと、同じフレーズを心の中でたどり直すことがあります。曲の先を知っているため、次の音や言葉を思い出すこともあります。どのしくみがくり返しを続かせるのかは、まだすべて分かっていません。
よくある勘違い
嫌いな曲や耳ざわりな曲だけが頭に残るわけではありません。研究では、好きでよく知っている曲も意図せず浮かぶことが確認されています。また「イヤーワーム」はたとえで、実際に耳の中で虫が鳴らしているわけではありません。
ここがポイント
イヤーワームは多くの人が経験する日常的な現象で、ふつうは問題を意味しません。頭に浮かぶ曲も、始まるきっかけも人それぞれです。