CSS
Sets how far an element sits from the “end” side of the text flow, automatically switching between right/left or top/bottom based on the writing direction.
inset-inline-end
これって何?
inset-inline-end
は、文字が流れる向きの「終わり側」から、要素をどれだけ離すかを指定するプロパティです。
「終わり側」って?――横書きの英語(左→右)なら“右端”、アラビア語(右→左)なら“左端”。縦書きだと上下が入れ替わります。つまり、言語や書字方向に合わせて“右/左(または上/下)を自動で切り替えてくれる位置指定です。
いつ使う?
レイアウトを多言語対応にしたい(LTR/RTL/縦書き)
右か左かを固定したくない(論理方向で安全に置きたい)
position
を使ったパーツ(バッジ、ツールチップ、モーダルの×ボタンなど)を、終わり側にピタッと寄せたい
使い方の最短メモ
効くのは position
が relative
/ absolute
/ fixed
/ sticky
のとき
デフォルト値は auto
。数値や長さ、calc()
などが指定できます。
/* 例:カードの右上(LTR)/左上(RTL)にバッジを寄せる */
.card {
position: relative;
}
.badge {
position: absolute;
inset-block-start: 8px; /* 上(書字方向に依存しない「ブロックの先頭」) */
inset-inline-end: 8px; /* 終わり側(LTRだと右、RTLだと左) */
}
LTR(英語など)では右寄せ、RTL(アラビア語など)では左寄せに自動で切り替わります。
よくあるつまずき
動かない?
position
が static
(初期値)のままだと効きません。relative
以上にする。
物理プロパティと混ぜない
right
/left
と inset-inline-*
を同時に書くと分かりづらく、カスケードの勝ち負け次第になります。論理で統一が吉。
両端を同時に指定(inset-inline-start
も inset-inline-end
も)
width:auto
なら「その間に引き伸ばす」挙動に
width
を固定していると、もう一方の値・他指定との兼ね合いで決まります(レイアウトが窮屈になりやすいので慎重に)
いっしょに覚えると楽
横方向まとめ
inset-inline
(start/end のペア)
縦方向
inset-block-start
/ inset-block-end
、ペアは inset-block
物理版(書字に依存しない固定方向)
top
/right
/bottom
/left
ぜんぶまとめて
inset
(※これは物理の top/right/bottom/left
のショートハンド)
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HTML (HyperText Markup Language)
ウェブページの基本的な構造を作成します。見出し、段落、リンク、画像などの要素を定義します。
CSS (Cascading Style Sheets)
ウェブページのデザインやレイアウトを設定します。色、フォント、レイアウトなどのスタイルを指定します。
bottom
要素の下端を基準にして、指定された距離分だけ上に位置を調整するプロパティです。
calc()
calc()関数は算術演算を行い、その結果を要素のサイズやマージン、パディングなどに指定することができます。
inset
要素の上下左右の位置をまとめて指定できるプロパティです。
inset-block
段の並ぶ向き(ブロック方向)への位置ズレを、書字方向に合わせて上下または左右として自動で解釈し、inset-block-start
/inset-block-end
をひとまとめに指定できるショートハンド。
inset-block-end
文字の流れに合わせて「ブロックの終わり側」(横書きなら下)からの距離を指定し、ボタンやバッジを端にぴったり配置できるプロパティ。
inset-block-start
ページの書き方に合わせて、要素を“段落が始まる側”からどれだけ離すかを決める指定で、横書きなら〈上からの距離〉、縦書きなら〈右や左からの距離〉として自然に切り替わる、top
の言語対応版です。
inset-inline
文字が流れる向き(横書き/縦書き・LTR/RTL)に合わせて、要素をインライン方向の両端からどれだけ離すかを一度に指定できる位置プロパティ。
inset-inline-start
文章の向き(左から右/右から左)に合わせて、自動で「横方向のスタート側」の位置を決められるプロパティ。
left
左からの配置位置(距離)を指定する。
position
ボックスの配置方法(基準位置)が、相対位置か絶対位置かを指定する。
right
要素の位置を、右端からの距離で調整します。
top
top
は“上からどれだけズラすか”を決めるプロパティです。position
を relative
/absolute
/fixed
/sticky
にしたときの違いや、%の基準、動かない時のチェック方法を、短いコード例つきでやさしく解説します。
width
要素の幅を指定する。
JavaScript
ウェブページにインタラクティブな動作を追加します。フォームの検証、アニメーション、リアルタイムのデータ処理などを行います。
PHP (Hypertext Preprocessor)
サーバー上で動作してデータベースと連携し、動的なWebページを簡単に作成できるスクリプト言語です。