Adds space at the end side of text flow, automatically switching sides depending on writing direction.
文章の流れの終わり側にできる余白を指定し、書く向きが変わっても自動で位置が切り替わるマージン。
margin-inline-end は、文章の流れの「終わり側」にある余白を作るためのプロパティです。
たとえば、英語のように左から右へ書く言語なら「右側のマージン」を意味しますが、アラビア語のように右から左へ書く言語では「左側のマージン」になります。
つまり、このプロパティは「書く向き」に合わせて自動的にどちら側の余白かを判断してくれる便利なマージンです。
固定的な margin-right の代わりに使うと、多言語対応(LTR・RTL)に強くなります。
こう書けばOKです:
CSS
p {
margin-inline-end: 20px;
}
この場合、段落(p)の「文章の終わり側」に 20px の余白が付きます。
英語サイトなら右側、日本語サイトでも通常は右側になりますが、もし文章方向を逆にしたら、反対側(左)に余白が付きます。
ポイント
margin-inline-end は「物理的な方向」ではなく「論理的な方向」で余白を指定する。margin-inline-start とセットで使うと、左右の余白を方向に依存せずコントロールできる。