The <p>
element marks a logical paragraph in the text, signaling to browsers and assistive technologies that a new topic begins at that point.
<br>
と違い、<p>
は「ここから新しいトピックが始まる」という論理情報を持ちます。HTML
<p>これは最初の段落です。</p>
<p>続く段落は別のアイデアを述べています。</p>
これは最初の段落です。
続く段落は別のアイデアを述べています。
省略形 : HTML Living Standard では 開始タグのみ(いわゆる「省略可能な終了タグ」)も認められますが、可読性とメンテナンス性の観点から 常に <p></p>
を閉じる クセを付けましょう。
各ブラウザは “block‐level box” として描画し、前後に margin-block: 1em
相当(約 16 px)の余白を付与。
行間はユーザー設定のフォントサイズと line-height
に依存(多くは 1.2〜1.4)。
margin‐collapsing : 隣接する段落上下のマージンは 1 つに“重なる”ので、意図した余白が減ったように見える点に注意。
<p class="title">
<h1>
-<h6>
を使用。スクリーンリーダが文書階層を誤認します。<ul><li>…</li></ul>
が適切。意味付けが欠落すると SEO にも不利。p
は “パルスコンテナ” ではありません。<div>
・<section>
・<article>
等を段落内に含めるとパーサが自動で </p>
を挿入し、意図しない階層崩れが起こります。<br>
多用は可読性を損ないます。role="paragraph"
を明示する利点は通常ありません。デフォルトロールを尊重しましょう。p
自体は schema.org Microdata の対象になりませんが、<section itemprop="articleBody">
などの子要素として意味付けすると SEO 向上に寄与します。WHATWG 仕様では「フォーム中の各フィールドは段落で分けると良い」と示されています。ラベルと入力を同じ <label>
内にラップしつつ、それ自体を <p>
でくくると簡潔に整列できます。
container-type: inline-size;
を指定すれば、幅に応じ文字サイズや列数を変えられる。p
に view-transition-name
を付けてページ間の差分をスムーズにアニメーション。p
行内でアンカー基準に表示するなど、インライン-レベルでも柔軟に配置。align
, clear
, compact
などは HTML 4.01 旧来属性。CSS へ置換が必須。<slot>
p
が 暗黙終了 しやすいので、テンプレート側は div
を用い意図しない閉じタグ挿入を回避。HTMLParagraphElement
インタフェースを実装。document.createElement('p')
で生成可能。型判定は instanceof HTMLParagraphElement
。p { page-break-inside: avoid; }
を指定し、段落切断を防止。text-indent
を環境変数 env(inline-start)
と組み合わせ、書字方向を意識。HTML
<p>
「p 要素」は単なる視覚上の改行ではなく、論理構造を明示するための
セマンティックなタグです。スクリーンリーダーは段落の境界で
ポーズを入れます。検索エンジンはここを文章の最小単位と扱います。
</p>
<p>
Container Queries を併用すると、段落幅が
45 文字未満になった瞬間自動的に字下げを解除する――
といった高次な制御も容易です。
</p>
CSS
p {
line-height: 1.8;
max-width: 60ch;
margin-inline: auto;
}
p::first-letter {
font-size: 2.4em;
font-weight: 700;
}
「p 要素」は単なる視覚上の改行ではなく、論理構造を明示するための セマンティックなタグです。スクリーンリーダーは段落の境界で ポーズを入れます。検索エンジンはここを文章の最小単位と扱います。
Container Queries を併用すると、段落幅が 45 文字未満になった瞬間自動的に字下げを解除する―― といった高次な制御も容易です。
p
は 論理的段落 の宣言であり、単なる改行の代用品ではない。これで p
要素を巡る基本から最新トレンド、内部実装までを網羅しました。日常のコンテンツ作成はもちろん、大規模 UI コンポーネントやアクセシビリティ改善の出発点として活用してください。