frame要素は、frameset要素で分割された各フレームに表示するファイルと表示方法を指定するタグです。<frameset>~</frameset>の中に配置して、src属性により表示するファイルのURIを指定します。尚、frame要素の src属性でファイルを指定する際には、表示する内容が画像などの場合にも直接画像ファイルを指定せず、必ず画像ファイルを含んだ文書ファイルを用意して、その文書ファイルを指定するようにしてください。
各フレームの境界線の有無は frameborder属性で指定します。初期値は 1(表示)ですが、境界線を表示させたくない場合には 0(非表示)を指定してください。
各フレームのサイズ(境界線の位置)は、初期値はユーザー側での変更が可能となっていますが、これを禁止するには noresize属性を指定します。noresize属性は XHTML1.0では「noresize」と省略せず、「noresize="noresize"」と記述する必要があります。
各フレームのスクロールバー表示の有無は scrolling属性で指定します。常にスクロールバーを表示させる場合には yes、常にスクロールバーを表示させない場合には no を指定してください。初期値はコンテンツに応じて自動的に表示させる auto となっています。
<frameset rows="100,*">
<frame src="frame_ue.htm" name="ue">
<frameset cols="150,*">
<frame src="frame_hidari.htm" name="hidari">
<frame src="frame_migi.htm" name="migi">
</frameset>
<noframes>
このページはフレームを使用しています。
</noframes>
</frameset>
HTML5では、frame要素は廃止される予定です。iframe要素や CSSに置き換えるか、メニューなどの共通部分はサーバー側でインクルードすることが推奨されています。