HTML

The `<param>` element is used to pass settings or data to an embedded object, such as a video or application.

param要素

 param要素は、object要素と共に使用され、埋め込まれたメディアやアプリケーションに対してパラメータを渡すための要素です。これにより、埋め込まれたオブジェクトに特定のデータや設定を提供できます。特に、param要素は、object要素で呼び出されるプラグインが初期値として採用するパラメータを定義します。

 param要素には、name属性にパラメータの名前を、value属性にその値を指定します。これらの属性は必須です。また、param要素は、object要素の中でのみ利用でき、最初の子要素としてマークアップする必要があります。object要素の中にはフォールバック・コンテンツが含まれることが多いですが、param要素をその後に記述することは、HTML5の仕様に準拠していないため、注意が必要です。

 このように、param要素は、埋め込みメディアやアプリケーションの設定を制御するために不可欠な役割を果たしています。

使い方
object要素の内部で使われます。
属性
name
パラメータの名前を指定します。
value
パラメータの値を指定します。

Sample

HTML

<object data="movie.swf" type="application/x-shockwave-flash">
	<param name="autoplay" value="true">
	<param name="volume" value="50">
</object>

 この例では、objectに埋め込まれたフラッシュファイルに対して、自動再生(autoplay)を有効にし、ボリュームを50に設定しています。

 現在、object要素はあまり使用されなくなっており、代わりに embed要素や他の新しい技術が使われることが多くなっています。