プロジェクトエクスプローラーで Sheet1 をダブルクリックして、Sheet1 のコードウィンドウに 「マクロを作成する」を参考に下記のプログラムを記述します。
Sub セルに文字列書き込み()
' A1 のセルに書き込む
Sheet1.Range("A1").Value = "あいうえお"
' B2 のセルに書き込む
Sheet1.Range("B2").Value = "かきくけこ"
' C3 のセルに書き込む
Sheet1.Range("C3").Value = "さしすせそ"
End Sub
VBE にプログラムを書き込むと次の画面のようになります。
Sub...End Sub
の間にカーソルを置いて「F5」キーを押してプログラムを実行してみます。すると、セルの A1, B2, C3 にそれぞれ文字列を書き込みます。そして、画面左上の Excelアイコンをクリックするかタスクバーで Excelアイコンを選択して Excel画面を確認してみます。文字列が書き込まれているのを確認できます。
プログラムを確認してみます。まず、プログラムを記述する場合、下記のように Sub...End Sub
を記述する必要があります。これは「プロシージャ(procedure)」と呼ばれるものです。プロシージャとは手続きを意味する英語です。
Sub 名前
' ここに処理
End Sub
Sheet1 のセル名に値を書き込むには下記のように記述します。
Sheet1.Range("セル名").Value = "文字列"
また、「'」(シングルクォート)から始まっている行はコメント行です。これはプログラムの動作には影響を与えない部分で、プログラムの説明や注釈を書いておくものです。「'」(シングルクォート)から行末までがコメントとなります。
プログラムの動作には影響しないので、書かなくても何も問題ありません。とは言え、コメントがあるかないかでプログラムの読みやすさがずいぶん変わってきます。そのため自分でプログラムを作るようになったら積極的にコメントをつける習慣を付けた方が良さそうです。