なぜ電子レンジの皿は回るの?
まず答え
電子レンジの皿は、食品を庫内のいろいろな場所に通し、加熱ムラを減らすために回ります。電子レンジの中では、マイクロ波の分布が場所によって同じではないからです。
30秒でわかる
電子レンジの金属の壁はマイクロ波を反射します。反射した波が重なり合うと、食品が温まりやすい場所と温まりにくい場所ができます。皿が回ると食品の位置が変わり、同じ場所にとどまり続けるよりも、熱を受ける機会を平均化しやすくなります。
庫内には温まり方の偏りがある
マイクロ波は食品に吸収され、食品の中の分子の動きに関係して熱になります。しかし、庫内の波は壁などで反射し、互いに重なります。そのため、食品の形や量、置く場所によって、熱が加わる量に違いが出ます。これが加熱ムラです。
皿が回るとどうなるの?
回転皿が食品を動かすと、食品の各部分が庫内の異なる位置を通過します。温まりやすい場所だけ、または温まりにくい場所だけに長く置かれにくくなるので、全体の温まり方がそろいやすくなります。
ただし、回転皿は食品全体を完全に同じ温度にする装置ではありません。食品の厚み、形、水分量、量、容器などでも温まり方は変わります。
回らない電子レンジもある
回転皿がない機種は、マイクロ波の分布を変える部品や加熱方法の工夫などで、加熱ムラを減らす設計になっています。回転皿がないから温まらない、という意味ではありません。機種の説明書の指示に従うことが大切です。
ここがポイント
回転皿があっても、食品の種類によっては途中で混ぜたり、向きを変えたり、加熱後にしばらく置いたりすると、温度をそろえやすくなります。食品を安全に加熱する必要があるときは、説明書や食品の表示に従い、中心まで十分に温まっているか確認してください。