なぜコピー用紙にはA4やA3のサイズがあるの?
まず答え
A4やA3は、A判という紙のサイズの仲間です。A判は大きなA0を半分にするたび、数字が1つ増えます。紙の長い辺と短い辺の比率を工夫してあるので、半分にした紙も、ほぼ同じ形になります。共通のサイズがあると、書類を印刷したり、別の大きさの紙へ拡大・縮小したりしやすくなります。
A0から半分ずつ小さくなる
A判は、A0の紙を半分にしてA1、その半分をA2というように作ります。A4はA0を4回半分にしたサイズです。A3を半分にするとA4になり、A4を半分にするとA5になります。
A0は、紙を広げたときの広さが1平方メートルになる大きさを基準にしています。実際の寸法はミリメートル単位に丸められ、A0は841×1,189ミリメートル、A3は297×420ミリメートル、A4は210×297ミリメートルです。
半分にしても、形がほぼ同じなのはなぜ?
紙の長い辺は、短い辺の約1.414倍です。この比率は「√2(ルート2)」と呼ばれます。少し難しそうな名前ですが、ここでは「長い辺が短い辺の約1.4倍」と考えれば十分です。
この比率なら、長い辺が半分になるように折っても、できた紙の縦横の比率は元の紙とほぼ同じです。たとえば、A3を半分に折ると、折った紙は向きを変えたA4と同じ寸法になります。寸法はミリ単位に丸めるため、比率にはごく小さな差があります。
サイズがそろうと、何が便利?
紙の形がほぼ同じまま大きさだけ変わるので、対応するコピー機やプリンターなら、A4の書類をA3へ大きくしたり、A3をA4へ小さくしたりしても、縦横のバランスを保ちやすくなります。用紙を選ぶ人、印刷する機械を作る人、書類を保管する人が、共通の寸法を使えることも便利です。
A判以外の紙もある
規格とは、多くの人が同じ寸法で作り、使えるように決めた共通の約束です。ISO 216という国際規格は、事務用や技術用などの紙について、A判やB判などの寸法を定めています。ただし、すべての紙や印刷物がこの規格に従うわけではありません。新聞や書籍など、別の寸法が使われるものもあります。
ここがポイント
- A4やA3は、A0から半分ずつ作るA判のサイズです。
- 長辺と短辺の比率を工夫しているので、半分にしても形がほぼ同じです。
- 共通の寸法があると、印刷や書類の受け渡しがしやすくなります。