JavaScript

前提知識のHTML

 HTML(Hyper Text Markup Language)とは、ブラウザ画面上に表示する文章や画像などのコンテンツの構成(どのように画面に表示するか)を記述するための言語です。また、HTMLには、画面上に表示するコンテンツの構成だけではなく、どの JavaScriptコードを実行するかといった Webサイトの制御に関わる処理も記述されています。

 例えば、サイトに大きな見出しを表示したい場合には、<h1>大見出し</h1>のように HTMLタグというもの(<h1>と</h1>)で、見出しにしたい文字列を囲みます。HTMLタグには他にもさまざまな種類があり、各タグには意味があります。例えば、<h1>は大見出し、<p>は文章の段落を表します。

 また、<img src="画像までのURL">のように記述すると、「画像を画面上に表示する」という意味になります。ここで使われている「src」は属性と呼び、HTMLタグの種類ごとに使用可能な属性が決まっています。画像を表示する<img>の場合には、画像が置いてある場所までのパス(経路)を src属性に設定する決まりになっています。

 なお、HTMLタグには、開始タグと終了タグが対になっているタイプと、開始タグしかないタイプ(空タグと呼びます)の2種類があります。これも、使用する HTMLタグの種類によって決まってきます。

開始タグと終了タグが対になっているパターン


<タグ 属性1="..." 属性2="...">コンテンツ</タグ>

開始タグのみのパターン


<タグ 属性1="属性値1" 属性2="属性値2">