HyperText Markup Language header element.
header要素は、ページまたはセクションのヘッダー領域を定義します。通常は、該当のセクションの見出し要素(h1~h6要素)や hgroup要素などに加え、該当のセクションに関する概要やナビゲーションなどを入れて使います。
なお、header要素は、区分コンテンツではありません。つまり、この要素が新たなアウトラインを生成することはありません。すなわち header要素は通常、自身を含む section要素の見出しを含むことを意図していますが、見出しを入れる事は必須ではありません。例えば、ページヘッダーであれば、サイト内検索のフォームやロゴ表示に使う事も可能です。また、セクションのヘッダーであれば、その目次に該当するナビゲーションに使う事もできます。
この header要素は h1〜h6要素の見出しや、head要素の文書のヘッダ情報とは異なりますので注意が必要です。
<header id="page_header">
<h1>Waste Of Time</h1>
</header>
ページの header要素は1つに限定されていません。個々のセクションや記事にも header要素を追加できるので、id属性を使って要素を一意に識別すると役立つ可能性があります。一意な ID を割り当てれば、CSS による要素のスタイル設定や JavaScript による要素の検索が容易になります。
header要素は、HTML5 から新たに追加された要素です。
header {
display: block;
}
次の例は、ページヘッダーにサイト名称やロゴなどを入れた、典型的な header要素の利用例です。
ページ・ヘッダーのマークアップ例
<header>
<hgroup>
<h1>Waste Of Time</h1>
<h2>This site is study room for me.</h2>
</hgroup>
<nav>
<ul>
<li><a href="" title="Home Page">Home Page</a></li>
<li><a href="http://jbbs.livedoor.jp/shop/2263/">Bulletin Board System</a></li>
<li><a href="links.html">Links</a></li>
<li><a href="sitemap.html">Site Map</a></li>
</ul>
</nav>
</header>
次の例は、ブログ記事のヘッダーのマークアップ例です。
セクション・ヘッダーのマークアップ例
<article>
<header>
<nav>
<ul>
<li>« <a href="foo.html">HTML5 3Days Tech Talk</a></li>
<li><a href="">html5doctor の日本語訳を公開しました</a> »</li>
</ul>
</nav>
<div><time datetime="2009-10-05T01:25:03+09:00">2009年10月5日</time> by YOU</div>
<h1>Canvas のアクセシビリティ</h1>
</header>
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</article>