CSS
The border-bottom property in CSS specifies a line (border) at the bottom edge of an element, allowing you to set its color, thickness, and style.
border-bottom
border-bottomプロパティは、下側のボーダーのスタイル・太さ・色をまとめて指定する際に使用します。スタイル・太さ・色の各プロパティで指定できる値のうち、必要なものを半角スペースで区切って複数指定できます。指定する順序は自由です。指定しない値はそれぞれのプロパティの初期値になります。
- 書式
- border-bottom: 値(複数可);
- 適用対象
- すべての要素
- 初期値
- 各プロパティの初期値
- 値の継承
- しない
- 指定できる値
-
- border-color プロパティの値
- 「 ボーダー色 」を設定する場合と同様の値が指定できます。
-
- 色
- ボーダーの色を RGB 値(#000000 などの記述)やカラーネーム(black など)で色を指定します。詳しい指定方法については「色の指定方法(単位)」を参照してください。
- transparent
- ボーダーの色を透明にします。ボックスに背景が適用されている場合は、背景が透けて見える状態になります。
- border-width プロパティの値
- 「 ボーダーの太さ 」を設定する場合と同様の値が指定できます。
-
- 数値で指定
- 数値に px や em や ex などの単位をつけて指定します。px とは1ピクセルを1とする単位で、実際に表示されるサイズは 72dpi や 96dpi といったモニタの解像度により変化します。また、em とはフォントの高さを1とする単位で、ex とは小文字の「 x 」(エックス)の高さを1とする単位です。なお、マイナスの値を指定することはできません。
- キーワードで指定
- thin(細い)、medium(普通)、thick(太い)のうち、いずれかを指定します。キーワードで指定する場合、実際に表示される太さはブラウザにより異なります。
- border-style プロパティの値
- 「 ボーダーの種類 」を設定する場合と同様の値が指定できます。
-
- none
- これが初期値です。ボーダーのない状態にします。この値を指定すると、ボーダーの太さは 0 になります。テーブルの border-collapse プロパティの値が「 collapse 」でテーブルを構成する枠の種類が競合する場合は、他の値が優先されます。
- solid
- 1本線で表示します。
- double
- 2本線で表示します。
- dotted
- 点線で表示します。
- dashed
- 破線で表示します。
- groove
- ボーダー部分が、立体的に凹んで見えるように表示します。
- ridge
- ボーダー部分が、立体的に飛び出して見えるように表示します。
- inset
- 上と左のボーダーが暗く、下と右のボーダーが明るく表示され、ボーダーに囲まれた範囲全体が立体的に凹んで見えるように表示します。上下左右の一部にだけ指定しても立体感は出ません。テーブルの border-collapse プロパティの値が「 collapse 」の場合は、「 groove 」と同様に表示されます。
- outset
- 上と左のボーダーが明るく、下と右のボーダーが暗く表示され、ボーダーに囲まれた範囲全体が立体的に飛び出て見えるように表示します。上下左右の一部にだけ指定しても立体感は出ません。テーブルの border-collapse プロパティの値が「 collapse 」の場合は、「 ridge 」と同様に表示されます。
- hidden
- ボーダーのない状態にします。この値を指定すると、ボーダーの太さは 0 になります。テーブルの border-collapse プロパティの値が「 collapse 」でテーブルを構成する枠の種類が競合する場合は、この値が優先されます。
使用例
ボーダーで横罫線を引く
HTMLの hr要素を使わずに、ボーダーを利用して横罫線を引いた例です。
h1 {
padding-bottom: 0.5em;
border-bottom: 4px solid #339900;
}
p { padding-bottom: 1em }
.c1 { border-bottom: 4px groove #339900 }
.c2 { border-bottom: 4px ridge #339900 }
.c3 { border-bottom: 4px dashed #339900 }
.c4 { border-bottom: 4px dotted #339900 }
<h1>見出し</h1>
<p class="c1">ここは段落です。</p>
<p class="c2">ここは段落です。</p>
<p class="c3">ここは段落です。</p>
<p class="c4">ここは段落です。</p>
Sample
見出し
ここは段落です。
ここは段落です。
ここは段落です。
ここは段落です。
見出しへの適用例
見出しの上下に 1 ピクセルの線を引き、テキストの文字間隔を広くした例です。
h1 {
padding: 0.1em;
text-align: center;
letter-spacing: 1ex;
border-top: 1px solid #339900;
border-bottom: 1px solid #339900;
}
見出しへの適用例2
見出しの左側のボーダーを太くし、下側のボーダーを 1 ピクセルにした例です。
h1 {
font-size: large;
padding-left: 0.3em;
border-left: 1em solid #ff3300;
border-bottom: 1px solid #ff3300;
}
インライン要素への適用例
インライン要素である em要素にボーダーを適用した例です。
em {
font-style: normal;
font-weight: bold;
border-bottom: 2px dotted #ff0000;
}
<p> ボーダーは、インライン要素にも適用できます。たとえば、この例では<em>強調部分</em>の下に赤い点線を表示させています。</p>
Sample
ボーダーは、インライン要素にも適用できます。たとえば、この例では強調部分の下に赤い点線を表示させています。
リンクの下線を点線にする
リンク部分のテキストに適用した例です。テキストの下線を消した上で、ボックスの下のボーダーを 2 ピクセルの点線で表示させています。また、カーソルが当たっている時は実線となるように設定しています。
a { text-decoration: none }
a:link {
border-bottom: 2px dotted;
}
a:visited {
border-bottom: 2px dotted;
}
a:hover {
border-bottom: 2px solid;
}
<p><a href="a.html">リンクA</a> | <a href="b.html">リンクB</a> | <a href="c.html">リンクC</a></p>