「開発」タブを追加する手順
Excelのバージョンについて
Excelにはさまざまなバージョンがありますが、いずれのバージョンでも「開発」タブはデフォルトでは表示されないことが多いです。
ただし、Excel 2007 以降のバージョンであれば基本的な手順はほぼ共通です。今回は主にリボンが採用されている Excel 2007 以降を想定して説明します。
「開発」タブとは
「開発」タブとは、Excel で VBA を使ったマクロの作成・編集・実行をするための機能がまとまっているタブです。VBA(Visual Basic for Applications) やマクロのセキュリティ設定、アドインの管理などを行うためのツールやボタンが集約されています。
「開発」タブを表示する設定方法
下記に、Windows版 Excel を例にした手順を示します。Mac版 Excel でも似たような流れですが、メニューや設定画面の名称が一部異なることがあります。
- Excelを起動
任意のブック(ファイル)を開いていない状態でもかまいません。 - ファイル タブ(またはOfficeボタン) をクリック
- Excel 2010 以降の場合は、左上にある「ファイル」タブをクリックします。
- Excel 2007 の場合は、左上の丸い「Officeボタン」をクリックします。
- 「オプション」をクリック
- Excel 2010 以降の場合は「オプション」をクリック
- Excel 2007 の場合は「Excelのオプション」をクリック
- 「リボンのユーザー設定」(または「基本設定」タブ)を選択
- Excel 2010 以降では、「リボンのユーザー設定」という項目があります。これをクリックします。
- Excel 2007 では「基本設定」を開くと、「人気のコマンド」などのリストの中に「開発者タブを表示する」というチェックボックスがあります。
- 「開発」タブにチェックを入れる
- 「リボンのユーザー設定」画面で右側の一覧に「開発」タブがあるので、チェックを入れます。
- Excel 2007 の場合は「開発者タブをリボンに表示する」というチェックボックスにチェックを入れます。
- 「OK」をクリックし設定を反映する
- これでExcelのリボンに「開発」タブが表示されます。
VBE(Visual Basic Editor) の起動方法
リボンから起動
「開発」タブを表示できたら、VBE(Visual Basic Editor) を起動してみましょう。
- Excel上部のリボンで「開発」タブをクリック
- 「Visual Basic」をクリック
- これでVBEが起動し、別ウィンドウとして表示されます。
キーボードショートカットから起動
キーボードショートカットでも起動できます。これを覚えておくと作業効率が上がります。
Alt + F11
Windows版で最もポピュラーなショートカットです。Mac版はOption + F11
になることがありますが、MacのキーボードレイアウトやOfficeのバージョンによって異なる場合があります。- 開発タブから「Visual Basic」をクリックするのが面倒な場合 はショートカットを使うのがおすすめです。
VBEの主要な画面構成と機能
VBE(Visual Basic Editor) は、Excel VBA のコードを書いたり、デバッグを行ったりするための統合開発環境です。VBE 画面の主な要素を理解しておくと、後々の開発がスムーズになります。
メニューバー
- File / Edit / View / Insert / Format / Debug / Run / Tools / Add-Ins / Window / Help
などのメニューが並んでいます。 - VBA のコードを書くときの基本的な操作や、画面表示のカスタマイズ、ツールやアドインの設定がここから行えます。
ツールバー
- 通常は「Standard」ツールバーなど、主要な操作をボタンで実行できるバーが表示されています。
- メニューバーの下、もしくは画面上部に配置されており、アイコンをクリックすることでコードの実行・停止・ブレークポイントの設定などが簡単に行えます。
プロジェクトエクスプローラー (Project Explorer)
- ショートカット:
Ctrl + R
- ここには、現在開いているExcelブックに含まれる VBAプロジェクト がツリー状に表示されます。
- プロジェクトごとに、標準モジュール、シートモジュール、ThisWorkbookモジュール、ユーザーフォーム などが展開されています。
- どのモジュールにどんなコードが書かれているかを把握するのに重要なウィンドウです。
プロパティウィンドウ (Properties Window)
- ショートカット:
F4
. - 選択しているオブジェクト(シート、ユーザーフォーム、コントロールなど) のプロパティを一覧で確認・編集できます。
- たとえば、ユーザーフォームの背景色やサイズ、コントロールの名前やフォントサイズを変更する際には、こちらを使います。
コードウィンドウ (Code Window)
- ショートカット:
F7
(選択しているモジュールのコードウィンドウを開く) - VBAコードを実際に入力・編集するためのウィンドウです。
- モジュールやユーザーフォーム、シートモジュールごとに別々のコードウィンドウが存在します。
即時ウィンドウ (Immediate Window)
- ショートカット:
Ctrl + G
- コードの断片をその場で試したり、変数の値を確認したりするためのウィンドウです。
- 例:?ActiveSheet.Name と入力して Enter を押すと、アクティブなシート名が表示されます。
- デバッグ時に便利なので、開きっぱなしにしておくのがおすすめです。
ウォッチウィンドウ (Watch Window)
- デバッグ中に特定の変数の値を常に表示・監視しておきたいときに使います。
- ブレークポイントで処理を止めながら変数の変化を追うことができます。
ローカルウィンドウ (Locals Window)
- デバッグ中に現在のプロシージャ(サブルーチンや関数) 内の変数の値を一覧表示してくれます。
- ウォッチウィンドウと似ていますが、ローカルウィンドウは自動的にそのプロシージャ内の全変数が表示されるのが特徴です。
- VBA
- VBAは Excelの操作を自動化するマクロ機能で使われているプログラミング言語で「Visual Basic for Applications」の略になります。
-
- ActiveSheet
- 現在アクティブなExcelワークシートを表すオブジェクトです。
- Name [property]
- Excelのオブジェクト(セル、範囲、シートなど)に特定の名前を割り当て、それを通じて簡単に参照できるようにする機能です。
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