PHP tags (<?php ... ?>) are symbols that indicate the start and end points for embedding PHP code within a web page, allowing that code to be executed on the server.
PHPタグ(<?php ... ?>)は、PHP(Hypertext Preprocessor)コードを HTMLなどのドキュメント内に埋め込むために使用される特殊なタグです。このタグを使用することで、ウェブページ内に動的なコンテンツやサーバーサイドでの処理結果を直接組み込むことができます。
最も一般的で推奨される形式は、次のような標準の PHPタグです。
PHP
<?php
// ここにPHPコードを書きます
?>
この形式は、常に有効であり、設定に依存しません。そのため、コードの移植性や互換性を考慮すると、この形式を使用することが推奨されます。
例えば、以下のように使います。
PHP
<?php
echo "Hello world!";
?>
このコードは、「Hello world!」と表示させるだけの内容なのですが、ここでは、「 <?php 」と「 ?> 」の2ヶ所に注目してください。
この「 <?php 」が「開始タグ」、「 ?> 」が「終了タグ」となります。PHPのコードは、この「開始タグ」から「終了タグ」の範囲内に記述します。開始タグから終了タグまで1行に記述しても動作します。
PHP
<?php echo "Hello world!"; ?>
これを HTMLの中に書くと以下のようになります。
PHP
<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
<title>PHP Example</title>
</head>
<body>
<p><?php echo "Hello, World!"; ?></p>
</body>
</html>
この例では、PHPが "Hello, World!" というテキストを出力し、HTMLの中に表示されます。PHPタグはサーバー側で処理され、クライアント側(ブラウザ)には PHPコードは見えません。
Hello, World!
ショートオープンタグ
PHP
<?
// PHPコード
?>
簡易エコータグ(ショートエコータグ)
PHP
<?= $variable ?>
スクリプトタグ(廃止)
PHP
<script language="php">
// PHPコード
</script>
HTML内での使用
PHP
<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
<title>PHP Example</title>
</head>
<body>
<p>今日の日付と時刻</p>
<p>
<?php
echo date('Y-m-d H:i:s');
?>
</p>
</body>
</html>
今日の日付と時刻
2025-01-07 20:32:16
上記の例では、<?php ... ?> タグ内に PHPの date()関数を使用して、現在の日付と時刻を表示しています。
簡易エコータグの使用
PHP
<p>ユーザー名:<?= $username ?></p>
ユーザー名:Yugien
$usernameの値を直接出力しています。(ここでは、$username = 'Yugien'; の値を出力しています)
PHPファイルの末尾では、終了タグ ?> を省略することができます。
PHP
<?php
function foo() {
// 処理
}
// ファイルの末尾に終了タグはありません
PHPコードの中にコードの意味や使い方のようなメモを残したい時にコメントを利用します。コメントには Java形式の「 // 」を使う方法と、C言語形式の「 /* 」「 */ 」の間にコメントを記述する方法があります。「 // 」は、コードが実行される時に「 // 」からその行の終わりまでが、「 /* 」「 */ 」の場合は、「 /* 」から「 */ 」まで、コメントとして認識され、例え、コメントの中に PHPコードが書き込まれていても実行されることはありません。
PHP
<?php
// この部分がコメントです。
// 下の「Hello world!」は表示されます。
echo "Hello world!";
/*
echo "Hello world!"; この「Hello world!」は表示されません。
*/
?>