Hypertext Preprocessor
PHPは、通常のHTMLタグ内に埋め込んで使うことができます。
開始タグと終了タグの外側に記述された文字列はPHPのコードとしては認識されずに、文字列として認識され、そのまま表示されます。
<?php
print "こんにちは!";
?>
print "こんにちは!";
「print」という部分も、文字列として表示されてしまいました。
開始タグと終了タグの外側にHTMLタグを記述すると、ブラウザはHTMLタグとして認識してくれます。
HTML + PHP source
<p>
<?php
print "こんにちは!";
?>
</p>
CSS source
p {
font-weight: bold;
color: green;
}
Sample
こんにちは!
<p>〜</p>タグでPHPコード部分を囲み、CSSを設定してみました。するとprint文で出力される文字「こんにちは!」が緑色の太字になって表示されました。
PHPファイルにHTMLタグを記述して、プログラムで制御したいところだけをPHPコードにして表示させることができます。ここのコードの例は単純すぎてあまりPHPの便利さは感じませんが、名簿などの一覧を検索して表示するような、表示するたびにページ内容が変化する時に真価を発揮します。ここではシンプルな記述方法を確実に理解しておきましょう。
sample.php ファイル
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="utf-8">
<title>PHPのテスト</title>
</head>
<body>
<?php
print "こんにちは!";
?>
</body>
</html>
開始タグと終了タグは何箇所でも記述できます。開始タグと終了タグの中の半角スペースやコード部分はブラウザには表示されません。開始タグと終了タグの中で表示されるのは print文で指定した文字列のみです。また、タグの中にはコードを何行でも記述できますが、1つのコード(文)は必ず「;
(セミコロン)」で終わります。できあがったファイルは拡張子「.php」をつけてPHPファイルとして保存します。間違って「.html」をつけてHTMLファイルとして保存するとPHPコードが有効にならず、コードがそのまま表示されてしまいます。
sample.php ファイル
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="utf-8">
<title>PHPのテスト</title>
</head>
<body>
<?php
print "こんにちは!";
?>
<?php
print "<br>";
print "<br>";
?>
<?php print "さようなら!"; ?>
</body>
</html>